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算命学に救われた私のストーリー(長文注意)

小さいころ、兄へのコンプレックスがあった。

兄はとても良い子で親や親戚からの信頼も厚く可愛がられ、面倒見もよく、運動や絵がとびきり上手な人気者、しかもユーモアのセンスもあるという、あこがれの存在だった。

      

勉強だけは兄に負けなかった私。その勉強も中学の半ばから他の友達に抜かされるようになり、自分の得意なこと、唯一誇れると思っていたものがなくなった。

 

 

 

高校は落ちてしまったが、大学は無事合格。

 

これで将来安泰だと思っていたものの、生きにくさを感じ始める。

 

友達といても、人との会話が楽しくない、何か距離を感じてしまう自分。

 

優等生でいたいのに、授業に遅刻・居眠りばかりしてしまう自分。

 

英語の専門学部に入っているのに、大学3年生になっても英語が話せない自分。

 

自分という存在自体には根拠のない自信がありつつも、社会的にはダメ人間と言わざるを得ない状況になっていった。

 

 

 

しかしそんなものは二の次で、特に困っていたのは、人のお役に立ちたいという気持ちが一ミリもない自分。

 

私の持論に「パン屋はずるい」説があった。

 

仕事をしてお金を得るためには人の役に立たないといけない。それは当然のこと。

 

パン屋はパン作りが好きだからパンを作っている。

 

それだけでたまたま人の役に立っているからお金が入る。

 

私は?ゲームが好き。マンガを読むのが好き。お笑いを見るのが好き。・・・誰の役にも立たない。=、お金にはならない。

 

パン屋はえらくない、何もえらくないぞ。だって好きなことをしてるだけ。

 

私がマンガを読むのと同じこと。たまたま役に立つ好きなことがあっただけじゃん。ずるい。

 

ずっとこれを卑屈に思っていた。

 

そんなことを、周りは誰も言わない。

 

誰かの役に立つことこそが嬉しいとボランティア活動をしている友人もいた。

 

そんなはずない!きっと自分に嘘をついてる。怪しいやつ。

 

純粋な人の優しさを裏からしか見れない自分がおかしいということも気づいていたし、コンプレックスに思っていた。

 

認めたら自分が人間として負けたような気がして嫌だった。

 

当然なりたい職業なんていうものはなく、今後数十年の人生が真っ暗に思った。

 

 

 

大学3年生で休学してオーストラリアにワーホリに行った。

 

人と違う経験をしている自分を誇らしく思い、夢ができた。

 

すべての国を女性一人で旅した人っていないのでは!それをやれば、私は唯一無二の人になれるのでは!

 

それを思ったとき、世界と未来の展望が開けていくのを感じた。

 

ここから私の人格はすっかり明るく楽天的に変わったように思う。唯一無二って、いいよね。

 

 

 

大学に復学後、「新卒」という肩書きに魅力を感じなくなった私は、大学4年生で辞めてしまった。すっごくもったいないけど、あと一年間の学費50万円を払うほうがもっともったいないと思った。

 

私の人生は完全にレールから逸れてしまった。あのときはとても清々しかった。

初めて母を泣かせてしまったけど。

父にはついに言えなかったけど。

 

 

 

それからはバイトの掛け持ち生活。

 

そうして貯めた400万円をもとに、世界一周の旅に出た。

 

結局はまだ40か国しか行けていないが、その中でモンゴルで韓国人の算命学の先生に出会った。

 

まず言われて驚いたのは、「あなたは多くの人に囲まれていてもいつも心は孤独。一人が好きで、ふらっと人の輪から抜け出したくなってしまう。でしょう?」ということ。

 

わたしはお調子者で有名で、人が好きだとみんなに思われるたちなのに、その先生は開口一番そう言った。

 

今思えばそれは私の中のロウソクの性質を言ったんだ。ただそれだけ。一番最初に教室で習うところ。

 

でもそれがぐっとささった。「そう、それが本当の私。」と動揺しながら思った。

 

先生は続けた。「あなたが人にやさしくするのは自分をよく見せたいため。本当は自分をもてはやさない人は大嫌い。」そのとおり。

 

人に知られまいとしていた心の底を見られたようで恥ずかしい。でも面白い。

 

こんな占いがあったのか。

 

そしてこの算命学との出会いが、これまでの私の人生のすべての不満や不安や不思議を解明してくれることになった。

 

 

 

勉強を始めて分かったこと。

 

・私は物事を斜めからみて葛藤することで、スピリチュアルな能力や芸術の能力が備わってくる(だからいつもひねくれてたんだ!)

 

・私が生家にずっといると、生家を衰退に導く(だから家を出てよかったんだ!)

 

・母の宿命の子は兄だけ(だから、私のことは苦労して育ててくれたんだ!ありがたい。)

 

・苦手だった父の良い面を発見(不器用でひたむきな人だったんだな。かわいいもんだと思えた。)

 

・私は不安からなんでも貯めこもうとすることで運気アップ(だから、お金が大好きなんだ!むしろお金を貯めてていいんだ!そくばっきーな性格も、OKだ!)

 

・目立ちたがりで度が過ぎるほど負けず嫌い(だから、偉い人やすごい人の話を聞くのが嫌いなんだ!自分はもっとやれると思っているんだ!)

 

・私の役目は生まれた場所にとどまらず沢山の場所に行き、そこで学んだことから新しい学問や本を作ること(だから海外や旅がやめられないんだ!)

 

・既存の世界では生きられない。人に合わせようとすると運が下がる(だから、社会不適合だったんだ!独自の道に導かれていたんだ!)

 

・モラルや見栄よりも現実優先で、自分の品位を落としてまでお金に固執する。(だから、ガストやサイゼリヤで鑑定してるんだ!w)

 

・自分を生かすこと、意味のある事しか興味がない。人のため、では動けない。(だから人のためという表現が腑に落ちなかったんだ!)

 

 

 

算命学では、あなたはこういう人と出た通りに生きるのが、一番の開運法。

 

「こういうところがあるから直しなさい」では、その人らしさは生きないもんね。

 

 

 

知れば知るほど、これまで私が嫌だったことや罪悪感を持ってやってきたことが、私なりの正しい道だったんだと肯定されたようで、本当に救われた。

 

罪悪感を持って生きるって、最悪だもん。

 

本当に、自然の世界は、そうなるようになっているんだ。

 

こんな変な私でも、それはそれで良い!

 

わかってるつもりだったけど、こうやって理屈のある学問から裏付けされると、自分じゃないものにも赦された感があって、何度泣いたことか。

 

人は本当に安心すると泣けるんですね。

 

そして、60年にたった一日しかないその日に生まれたことを本当の意味で唯一無二だと思うようになり、誇らしくなった。

 

突飛な行動ではなく、私自身に対して。

 

 

 

そして、これまで恐る恐る歩いていた道が、自信をもってスピーディーに歩けるようになった感じ。

 

「私ってこんなに素敵な宿命を持っているんだ!

このままで突き進んでいいんだ!」

 

これが竜の背に乗るということなのかな?

 

だとしたら算命学は人を竜の背に乗せてくれるすごい学問だと思う。

 

「真の努力とは、己を知るものにのみ与えられる権利」って、わかる気がする。

 



私の人生の再スタートを切らせてくれた算命学。

 

小学校で教えてほしかったほど、生きるのに大事なことが詰まっている。

 

 

 

そして今、大好きな算命学を学べば学ぶほど人のお役に立てている事実は、私がずるいと思っていたパン屋に似てる。

 

わたしはすごくない。好きなことをしてるだけ。ありがたい。

 

だけど自分に素直に、本当に好きなことを突き詰めると、人のお役に立てるのかもしれない。

 

だって宇宙はそうやって回っている。

 

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コメント: 2
  • #1

    けいすけ (木曜日, 19 3月 2020 20:37)

    確かにパン屋はずるいね。
    タイであなたに会って8年。
    私は未だにパンを作れてません。

  • #2

    エリー (金曜日, 20 3月 2020 14:53)

    えっ!けいちゃん?!
    ここからじゃ連絡先が分からないよ~(ToT)
    メールください!
    どうしてるか気になる~(*^▽^*)